訪日外客数について調べてみた(1)
2017年、海外から日本を訪れた方々、いわゆる訪日外客の数は過去最高を更新したそうで、その数は28,691,073人で、もうすぐ3千万人。2018年も1-3月は17年を上回っている模様。
そんな訪日外客の数を自分なりに考察してみる。
なお、関連の統計情報は「日本政府観光局(JNTO)」様が発表されているものを利用させて頂いております。有難うございます。
統計データ(訪日外国人・出国日本人)|統計・データ|日本政府観光局(JNTO)
ではまず、最近どんどん増えていると言う話は聞くものの、どんな感じで増えているのかを。
2013年に1千万人を超えてから、まさに右肩上がりで増えていることがわかる。
・2013年 10,363,904人
・2014年 13,413,467人
・2015年 19,737,409人
・2016年 24,039,700人
・2017年 28,691,073人
これでも十分すごいと思うけど、政府は2020年に4千万人を目標にしていると聞くし、さらに急カーブで伸びていくのだろう。
では次に、どこから日本に訪問して頂いてるのか、2017年の統計情報を国別に見てみることに。
中国と韓国が圧倒的、その後、台湾、香港、アメリカ、タイと続く感じ。そして、東アジアと東南アジアの国々がとっても多い気がするので、その2地域の色を変えてみると、、、
やっぱりとても多い。そこで「日本政府観光局(JNTO)」の定義するところの世界の地域別に見てみると、、、
とにかく、アジアがダントツに多い。割合でいうとこんな感じ。
・アジア計 86.1%
・北アメリカ計 6.1%
・ヨーロッパ計 5.3%
・オセアニア計 2.0%
・南アメリカ計 0.3%
・アフリカ計 0.1%
・その他 0.0%
※ちなみに、ここでいうアジアは、上記リストの東アジア、東南アジアの2地域の国々に、インド、イスラエル、トルコと、その他アジアを加えたもの。
「訪日外客数が増えている」というニュースを見て、なんとなくアジアから多くの方々が日本に来て下さっているのかな、と漠然と思っていたが、この内容にはびっくり。
・アジアからこんなに多くの人々がいらっしゃっている。特に、中国、韓国、台湾、香港の人々がものすごい多い。
・逆に、北米やヨーロッパの数がそれほど多くない。
(そんな単純ではないと思いますが、)この結果を見ると、今、インバウンドのビジネスを考えるのであれば、欧米ではなくアジア、英語圏ではなく中華圏を、優先度高く重要視して、取り組むのが良いのかな、と思ったりしました。